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映画「杳かなる」(はるかなる)完成のご案内

「風は生きよという」の監督、宍戸大裕による新たな映画が完成しました。
以下、監督のことばを転載します。

前作「道草」から6年、新しい映画ができました。
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患し社会からの孤立感をおぼえながら、
同病の先行者や支える人びとと出会い、ふたたび社会とのつながりを求めて歩き出すひとりの女性の姿を、3年半にわたって記録しました。

タイトルは、「杳かなる」(はるかなる)。

「杳」(よう)という漢字は、木の下に日が沈んだ様をあらわしています。
暗くてはっきりしない、奥が深い、はるかに遠いという意味があるそうです。

進行性の難病を生きるということは、この「杳」という字があらわすように、ときに先の見通しを持つことのできない絶望の日々です。映画の撮影をはじめる時、この映画はあらかじめ目的地の決まっている”旅行”ではなくあてどなくさまよう”旅”のような映画になると予感していました。
想像していたよりもずっとつよく深く、出演者も製作スタッフもこの映画自体も、根底から揺さぶられる時間が待っていました。
考えてもいなかった別れがあり、言葉をなくし、立ち尽くしました。
けれど、そんな喪失をかさねる日々にあっても喪わずにのこるもの、あたらしくつかめるものがあることを、わたしたちはこの3年半に知りました。

絶望の淵に佇っているひとりに向けて届けたいと、この映画はつくりはじめました。
ふさぎこんで声も出ないひとの隣に静かにある―そんな映画になっていたら本懐です。

完成上映会は、6月10日(月)19:00~としま区民センター・多目的ホールで予定しています。そのあとは劇場公開へ向けて準備を進めます。

完成上映会を前にして、心持ちの9割が不安、期待は1割だけというのはいつも変わりません。でも、「映画は人に見てもらうことで完成する」と若い日に先輩から教えられ、映画を上映する度にその意味を知り直してきました。
だから勇気をだして、映画を届ける旅にでます。

道のりははるか、いのちみじかし。
生きてるうちにまた会いましょう。
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映画「杳かなる」(はるかなる) 完成上映会のご案内

■日 時 2024 年 6 月 10 日(月)18:30 開場/19:00 開会
■会 場 としま区民センター・多目的ホール
(東京都豊島区東池袋1丁目20−10)
■料 金 1,000 円
■客 席 300 席(会場はフラットでバリアフリーです)
■主 催 映画「杳かなる」(はるかなる)上映委員会
■共 催 IKEBUKURO 難病カフェ実行委員会
■お申込み こちらの Google フォームからお申込み下さい ( https://x.gd/ZAN03)
■お問合せ Tel:080-3457-8833(西尾)/ 090-1932-9965(宍戸)
メール:info☆harukanaru.com (☆を@に変更してください)
■当日スケジュール
18:30 開場
19:00 開会(挨拶)
19:05 映画「杳かなる」(はるかなる)上映 (124 分)
21:10 舞台挨拶 (出演者、製作依頼者、監督ら登壇予定)
21:40 閉会

※ バリアフリー字幕、音声ガイド付上映です。
舞台挨拶には要約筆記、手話通訳が付きます。

■映画の紹介■
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、生と死のはざまに揺さぶられるひとりの女性と、それを支えともに生きようとする人びとの 3 年半の「いのちの旅」の物語。映し出される喪失と再生。病の進行により全身の自由を喪失していくなかで、それでも喪わずに残るものは何か?闇夜のような日々にあって、それでも人が人の灯りになる。
もう終わりだと絶望しても、そこから新しいはるかなる旅は始まる。あなただけの「いのち」のあり方を、ともに探しに行こう。

■出演
佐藤裕美、岡部宏生、加藤眞弓、海老原宏美、橋本みさお、ほか

■スタッフ
監督・構成・編集: 宍戸大裕 / 撮影: 高橋愼二 / 音楽: 末森樹
ナレーション: 寺尾紗穂 / 整音効果: 永峯康弘 /
企画・製作: 映画「杳かなる」製作委員会
主題歌「たよりないもののために」(作詞・作曲 寺尾紗穂)

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